謎の其処: 2008年4月アーカイブ
という大ヒット曲がありましたが、
広告業界でも一時、この『オンリーワン』なる
言葉があちこちで使われとりましたな。
誰もが『NO1』を目指すのではなく、
個性を活かし・・・や、競争ではなく・・・など
一見やさしげで共生的なマインドで『オンリーワン』なる
言葉が使い倒されてますが、とてもあやしい。と私は思ったね。
Webのマーケティング世界ではロングテイルなどという
一昔前では考えられない現象がある一方、
NO1しか生き残れない。NO1が根こそぎいただく。
2番以下は3番も7番も居場所はない。という世界も生み出されている。
結果、NO1がオンリーワンになってしまう。
とてもアメリカンな弱肉強食の最たるものでは。
名実ともにNO1の某自動車メーカーが
さらなる拡販を計画しているということは、理解に苦しむ。
もう、NO1だし、いいんじゃない。と思ったりしますが
彼らは、オンリーワン(ひとりじめ)を目指しているんだろうな。
おなかいっぱいなのに、まだ食うか?
いつも我が家の6歳になる(加減をしらない)息子に言っている言葉を捧げよう。
欲張らずにシェアして、みんなでハッピーになろうよ!
なんて60年代の幻想でしょうかね。
という、尊敬いたします糸井重里氏の
名コピーがありますが、
我々広告クリエイターにとっても、最も必要なのは
俗に言う『創造力』ではなく
想像力ですな。
このデザインでクライアントはどう思うだろう?
このコピーで視聴者は何を感じるだろう? etc
自分の小さな枠や成功法にとらわれず
いかに広く濃く想像できるか・・・が大事。
ということでしょうか?
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