クリエイティブの本質は?
広告をナリワイにしている会社で
最も大切にしなければならないもののひとつに
「クリエイティブ」があります。
俗に、デザインやコピーワーク、写真や映像など
制作部門の仕事、クリエイターが受け持つモノというイメージが多いようですが、
実は、それだけではありません。
例えば、営業でも。
時には広告主と飲みに付き合い一緒にバカ話をしたり
ある時は、毎日毎日その担当者に頭を下げに行ったり・・・
一見クリエイティブと対極のような、いわゆるコテコテの営業であっても
その一連の行動や作戦は、実はクリエイティブな作業の場合もあったりします。
何かを買ってもらう(営業)という仕事は、どの業種でも同じですが
特に、結果を100%保証できない広告という商品を買ってもらう広告営業、
これは、とてもキツイ。
何年も広告営業をしている先輩諸氏の仕事ぶりを拝見するに、
たぶんにもれず、その辺の口ばかり達者な「えせクリエイター」よりずっとクリエイティブです。
人に(うん)と言わせる、これは実にクリエイティブな仕事なのです。
また意外にも(失礼!)事務しかり、経理しかり、掃除のおばちゃんしかり
どんな仕事も、よりスムーズに効率よく、きちんと結果をだしている人は
アイデアと創作に満ちたクリエイティブな作業を無意識にやってのけています。
当業界では「クリエイティブ」という言葉が、日常的かつ簡単に使われておりますが、
その本質を理解している人は、とても少ない気がします。
広告業界のクリエイターの人々は以外に視野が狭く・・・
とは、昔からよく拝聴する言葉。
最近も、市役所の住民課に勤める方に同様のことを言われましたね。
広告のクリエイターは、もっと幅広い考えと経験を取り入れないと、
明るい未来はないかも・・・と少しネガティブな晩秋です。
Now Loading...
コメントする